「尾張の虫送り行事(祖父江の虫送り)」開催中止のお知らせ

開催中止

祖父江の虫送りの開催中止が決定されました

令和3年7月10日(土)に開催が予定されていた「尾張の虫送り行事(祖父江の虫送り)」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、参加者及び関係者の皆さまの健康と安全を考慮し、開催中止が決定されましたので、お知らせします。

 

基本情報

祖父江の虫送りは、稲を荒らす害虫を追い払い豊作を祈願する行事で、愛知県の無形民俗文化財に指定されています。
かつては毎年7月10日に行われていましたが、現在は10日に近い土曜日に行われています。

今から約800年ほど前、世の中が平氏と源氏に分かれて激しい戦いをしていたころ,平氏側に斎藤実盛(さいとうさねもり)という武将がいました。その実盛が戦場で稲の切り株に馬の足をとられて落馬し、敵に討ち取られたため、それを恨んで稲を荒らす害虫になりました。その怨霊を鎮めるために行われたのが始まりであるといわれています。

当日は、日中に松明(たいまつ)と実盛人形を作ります。実盛人形は主な材料が小麦稈(から)で、笠と刀を身に付け、馬上で手綱を取る勇ましい等身大の人形です。他には野菜や稲藁などが使われます。松明には小麦稈の他、古竹や菜種殻も使われます。
午後7時頃から行列を作り、高張り提灯を先頭に、実盛人形、松明と続き、水田の虫を追い払いながら、集落内を練り歩きます。行列は半鐘と太鼓の音に合わせて進み、到達地点である虫送り場に松明が集められます。最後に燃え残った松明とともに実盛人形を燃え盛る炎の中に投げ込み、昇天させ、行事は終了となります。

開催期間
令和3年7月10日(土)【開催中止】
開催場所
稲沢市祖父江町牧川地区(牧川小学校及びその周辺)
所在地
〒495-0025  稲沢市祖父江町両寺内砂崎990番地  ほか
駐車場
有り
トイレ
有り
問合せ先
稲沢市役所生涯学習課 0587-32-1443

アクセス

🚘マイカー利用の場合

名神高速道路「岐阜羽島IC」から約15分

🚃🚍公共交通機関利用の場合

名鉄尾西線「森上」駅または「上丸渕」駅下車、ともに徒歩約30分