矢合観音
江戸時代から庶民に広く信仰される「十一面観音像」は、さまざまな病やケガの治癒に御利益があると言われ、毎月18日の縁日の日ともなると、大勢の参拝者で賑わいます。また、万病に効くと言われる井戸水をペットボトルなどに入れて持ち帰り、患部に塗ったり、飲んだりしています。
安楽寺(船橋町)
国分寺の支院として創建された安楽寺。その歴史は、安置されている仏像からもうかがえます。 重要文化財の「木造十一面観音立像」など、5躯の像が収蔵庫に保管されています。また、安楽寺の南にある100mほどの参道は、見事な桜並木として有名です。春となれば、爛漫の桜が道を両側から包み込み、参道は桜のトンネルに変身します。
圓光禅寺
矢合地区は、古くから萩園と呼ばれ、萩の名所として知られていました。室町時代に圓光禅寺を開いた滅宗宗興和尚も、その美しさにひかれ慈しんだといいます。以来、代々の住職達が開祖の遺志を継いで大切に守り育ててきた圓光禅寺の萩。今でも毎年春と秋は境内を埋め尽くし、静寂の空間にふさわしいしっとりした美しさをかもし出しています。
国分寺
約700年の歴史を持つ国分寺。本尊は薬師如来が祀られています。永和元年(1375年)に一宮市にある妙興寺を開山した滅宗宗興が創建したとも伝えられており、重要文化財の木造伝覚山和尚坐像をはじめ大型の木造釈迦如来坐像、小型の木造釈迦如来坐像、木造伝熱田大宮司夫妻坐像の5躯の像が境内の収蔵庫に保管されています。